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※会員と地域の皆さんが対象の事業
更新日:2024年7月25日
1987年に西宮市ではじまり、現在では県内22会場に広がっている、
本のよみきかせ活動です。
スマホ・タブレットの普及により子どもの本離れが進む中、
楽しく本に親しむ場としてご好評をいただいています。
原則1年生のお子さんと保護者の方が対象です。
(きょうだいの参加も可能です)
会場は地元の小学校など身近な場所で、土曜日に実施しています。
(月に1~2回程度。会場により異なります)
退職された先生方が指導員として「本のよみきかせ」を中心に活動し、
親子いっしょに楽しく本に親しめる時間を過ごしていただけます。
文部科学省では、広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、
子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高める活動を推進するため、特色ある
優れた実践を行っている学校、図書館、団体・個人に対して表彰を行っています。
今年度は、「子どもの読書活動優秀実践団体・個人」として全国で47団体・個人が
表彰されることとなり、厚生会の「西宮本をよむなかよし会」がその中の1団体に選ばれ、
文部科学大臣表彰を受けました。
厚生会では、退職教職員の豊富な経験と知識を活用して県内各地で「本をよむなかよし会」を
開き、子どもたちが本好きになるための読書活動を進めています。
1987年、西宮の高木小学校会場から始まり、その後、西宮市内の他の小学校にも
開設されました。土曜日の読み聞かせを中心とする活動は「西宮モデル」として評価され、
やがて兵庫県全体に広がっていきました。
2020年2月に「よみきかせえほん適書100選 第8集」が発行されました。
この冊子は「本をよむなかよし会」の県内各会場で最近5か年間に読まれた
1,000冊以上の絵本のうち、子ども達の反応がよく、指導員も納得した
100冊を選定して収録したものです。
この冊子を参考にして、ご家庭でもお子様と共に本を読む楽しさを感じていただければ幸いです。
ダウンロードはこちらから
「よみきかせえほん適書100選 第8集」(PDF:6,263KB)
※「本をよむなかよし会」に参加される方には冊子をお渡しします
絵本のよみきかせは、子どもの豊かな感性を育てるためにも、大変効果があります。
お母さんの膝で絵本を読んでもらう時、子どもは絵本の色を読み、絵を読み、
そして言葉を聞きます。それらが一体となって「気持ちがいい」と感じ、安らぎと
お母さんの愛情を感じるのです。絵本は文字や知識を与えるための教材ではなく、
おもちゃでもありません。感情と感動を与えるための文化財なのです。
お母さんにはぜひ、子どもと一緒に読んで、驚いたり、悲しんだりしてほしいですね。
乳・幼児期から良い絵本をよみ聞かせてもらった子どもは、まず目の輝きが違います。
語彙が豊富になるのはもちろんのこと人の話をよく聞きたがるし、人の行動をよく見たがります。
状況をじっと観察し、何かを感じ、そして自分の気持ちを表現できるようになり、
心を満たされてゆくのです。
赤ちゃんに母乳を与えるように、好きなときに好きなだけ読むのが基本です。
何冊も「読んで」と言われると辛いかもしれません。でも、ここは子どもの根気強さの教育を
身をもって示す最高の場面。お母さんの根気が子どもの将来の根気強さを決めると考えてください。
読む習慣ができていない場合は、昼寝の前、就寝前から始めてみてはいかがでしょうか。
字を読めるようになったか、内容を理解しているか、など気になるところですが、
それを試してはいけません。絵本の本意はそこにはないのですから。
また、絵本を読んでいる最中に「これはなぁに」「どうして」などと質問してきた時は
「なんだろう」とワンクッションおいてから「お母さんはこう思うよ」と、即答せずに
一緒に考えてほしいですね。
各会場では、退職された有志の先生方がご活躍されています。
現職中に培った経験を、今度は地域に恩返ししてみませんか?
興味のある方は、問合せ支部までお気軽にご連絡ください。
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