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更新日:2023年11月6日
第30回日韓美術交流展
日韓美術交友会代表理事 鳥越 清敏
韓国代表の金帆洙氏と京都市立芸術大学日本画模写室で出会ってから44年。この日韓美術交流展を開催して30年になりました。
思えば不思議な縁です。お互いを信頼することで何度か乗り越えた試練。その度に深まった絆。お陰で今日まで交流を続けられました。
1995年はインドのカルコタのチタラコッタ美術館まで作品を持参して行ったり、2012年は中国山東省臨沂大学美術館で開催したりと日韓以外の国々とも金帆洙氏の人脈の広がりで開催できました。
松尾芭蕉「奥の細道」の冒頭に月日は百代の過客にして行きかふ年もまた旅人なりという一節がありますが、まさに今、この日韓美術交流展も、一つの事を終えて、新たな形に変化して行こうとしているように思います。それは直線的な始まりと,終わりではなく、螺旋階段のように,またはDNAの配列のように、今後形を変えて、日韓の美術交流は続いて行くものと確信しています。
これまで30年間この草の根的な美術活動を支えてくださいました両国の作家の方々、並びに賛助会員の方々、そして陰ながらご協力いただいた方々へ心からお礼を申し上げます。
誠にありがとうございました。
これが最後の展覧会となります。どうかひとりでも多くの方にご高覧願えれば幸いです。
2023年11月23日~2023年11月28日
10時~18時(最終日は16時まで)
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